2021/08/23 |
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宝塚歌劇団 雪組公演「CITY HUNTER」感想【fusetter お焚き上げ】

fusetter にざざっと放り込んでた文章を自分の畑(ブログ)に植えなおした記事です。もちろんネタバレたくさんです。別の舞台を観にいく日程に合わせて、初めて「宝塚大劇場」に行きました。すごかった……ある種の自治体というか、もうある種の一国がそこにある感じだった……。

では、fusetter に書いた感想を以下に貼り付けます。

正直わたしは肩透かしを食らってしまった。すっごい楽しみにしていったので。
多分だけど、「CITY HUNTERという作品のお決まりのこと」と「宝塚歌劇団でお芝居を上演するにあたってのお決まりのこと」って相性悪いんだと思う。

わたしのCITY HUNTERの知識って昔偶然観れたか観れないかの運ゲーだった(テレビ欄のチェックとかしてないからね)アニメの再放送と、一昨年の「新宿PRIVATE EYE’S」だけなんですけど、香ってあんな男勝りというか少年というか、男に間違われる感じのキャラなんですか……?というのがまず1点。

あと、「Get Wild」は「CITY HUNTER」という作品の「エンディングテーマ」であって「挿入歌ではない」というのがもう最大の解釈違いで、多分作品を代表する名曲だから今作よりトップ就任の彩風 咲奈さんが物語中盤で歌ってらっしゃると思うんですけど、いや違うじゃん!?!?!? 「Get Wild」の使い方そうじゃないじゃん!?!?!?!?って気持ちしかわかないわけですよ。

物語がもうすぐ終わる、くらいのとこで「テンテンテン」のあのイントロがかかるからいいのであって、挿入歌扱いしないでほしいわけ。そうじゃないじゃんって気持ちなわけ。せっかくの生オケの「Get Wild」なのに使い方に「ハ??????」となって後半のシナリオほぼ頭に入ってきてないわけ。

でも多分こういう感想を抱くのわたしだけかな……とも思うんだけど、宝塚歌劇団って「原作」よりも何よりも前に「宝塚歌劇団」としての絶対に死んでも崩しちゃならないルールがあるじゃないですか。
プログラムに載る順番も「役」じゃなくて「研いくつか」が重要視されるみたいな。

同じく雪組の「るろうに剣心」を観たとき、あんなに見事な明神弥彦を演じた彩 みちるさんの写真はジェンヌとしての写真しか載っておらず、弥彦ってるろ剣の中でもメインキャラなのにポスターにすら載ってないのわたし今でも納得いってないんですけど(観柳がポスターに載って弥彦は載らねーんかいっていう。彩凪 翔さんの観柳は素晴らしかったけれど、言いたいのはそういうことではない)、なんかそういう、原作ありきだけど原作より宝塚のルールが徹底的に優先されるのは何某かの舞台化をする上ではなんか向いてないというか、そのルールと原作の様々なものが重なればいいんでしょうけど(観たことないけどベルばら的なのとか)、ちょっとでもズレると原作のファンは肩透かしを食らうのではないだろうか……。観客は大半がヅカファンだからそれでいいのだろうか……。

あまりにも解釈が違いすぎて「新宿PRIVATE EYE’S」を思わず見返しちゃったけど、もっとアクション出来たはずだし脚長いんだから(???)蹴り技とかたくさん繰り出せたろうに、それでも基本的に銃の打ち合いだったのは多分、昨今のご時世だろうな……もったいないな……。
「新宿PRIVATE EYE’S」見ながら、「こういう蹴りとか全部彩風 咲奈さんがやったら最高でしたやん……」って思っちゃったもんね……。

というかミック・エンジェルって原作のみ登場のキャラで、今作オリジナルキャラクターとかではないのね。失礼しました…。アニメ(のほんの一部)しか観てないから完全に二番手さん用に作ったオリジナルキャラかと思ったよ……でもよく考えたらオリジナルキャラだったら北条さんのイラストが存在するわきゃないわな。もうしわけね。

おしまい!

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