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Andoridスマホを落として1時間以内に回収したので備忘録を書いておく
わたしは荷物が多く、スマホも2台持ちである。電話機能のある iPhone と、主にカメラ機能と刀剣乱舞をする用の Google Pixel 7 Pro だ。先日、うっかり Google Pixel を電車で落としてしまったので、落としたと気づいてから回収するまでの流れを書いておく。
結論から言えば、落としたと気づいてから1時間以内には回収できた。持ち去らずに届けてくれた見知らぬ誰かには感謝しかない。本当にありがとうございました。
1、スマホを落としたと気付くまで
秋葉原にあるPOP @ P SPACE -AKIHABARA- で、刀猫男士第七弾のカップスリーブを買うため、東京駅から秋葉原に移動。多分、電車の中にいるまではスマホは2台とも持っていた。
秋葉原について、寄り道もせずポップアップショップに向かい、買い物を済ます。今思えば、この時(歩いていたタイミング)にヘッドホンから bluetooth 接続が切れたというナレが入っていたのだが、同時に接続されている iPhone から音楽が流れていたので完全にスルーしてしまった。音楽は iPhone で聞くが、YouTube の動画を見るときなどは iPhone だったり Google Pixel だったり役割が決まりきっていないので、基本的にヘッドホンは2台接続されているのが裏目に出てしまった。
ポップアップショップで買い物をしたあと、ふと手元が軽いことに気付く。今の自分、iPhone しか持っていないしコートのポケットが軽い。ちょっと焦る。駅からポップアップショップに行くまでの間に、Google Pixel をリュックに入れたっけ?んなこといつもしないよな? 一応リュックの中身もあさるが、どうみても Google Pixel の姿はない。
お目当てのものが買えてにんまりしていた5分後、スマホを落としたことに気付き冷や汗をかき始めた。
2、スマホの現在地を探る
とりあえずインターネット回線が繋がっている iPhone は持っているので、「Android スマホ 現在地」でググると、android.com というサイトにアクセスして Google アカウントでログインすると、同じアカウントでログインされたスマホがどこにあるかわかることを知る。
わたしはスマホ2台(iPhone と Google Pixel)ともに mineo の SIMカードを入れていたし、Google Pixel にもログインしていたはず(Google Play でアプリ落としたりするからね)なので早速アクセスしてみると、どうやらわたしの Google Pixel が御徒町にいることがわかる。秋葉原の駅に向かう道中で何度かリロードしてみても、御徒町から動く気配がない。これは御徒町にあるな?と8割方の確信を抱く。
スマホが御徒町にあったとしてもカバー取られてるかもとかいろいろ考えたりもしたけれど、とりあえず御徒町に行けば何とかなりそうだということまではわかった。失くしたと気づいてから10分以内にここまでこれた。ちょっと一安心だ。
なお、 android.com 経由で「スマホを保護する」をタップし、効果があるかはわからないけどとりあえず保護を試みておいた。メッセージの表示もできるらしく、つまるところ「拾った人はここに電話してください」ができそうだったけど、見ず知らずの人に電話番号を通知するのは嫌だったのでやめておいた。御徒町にあるとわかったので、そこは少し心の余裕が持てていた。
こんなに冷静に対応できた一番の理由は、Google Pixel にデータ通信用のみ(電話機能無し)の SIM を入れていたことだ。わたしから離れても、スマホが単独でインターネットに接続できる。秋葉原駅に向かって歩きながら SIM の2枚体制は絶対にやめないことを心に誓った。
3、御徒町へ移動する
いったん、秋葉原の改札窓口から御徒町に連絡取ってもらおうかとも考えて駅員さんに話しかけてみたけど、御徒町は隣駅。駅にスマホがあることを確認してから移動するより、もう電車に乗ってしまったほうが早いと切り替えて御徒町へ移動する。
ちなみに電車に乗っている間も、 android.com をリロードしながら、スマホが移動していないことを確認し続けた。
4、御徒町駅の改札窓口へ
ほぼ100%の確信を持ちながら、北口改札の駅員さんに、スマホの落とし物が無いかを聞いた。名前を聞かれて答えたものの、マスクをしていたせいか聞き間違って裏にいるほかの駅員さんに確認。言い直すタイミングもないまま、「届いてないですねー」と追いやられる。
窓口に届いてないだけで駅のホームにあるのか?いやそんなまさかと思いつつちょっとホームに登ってみたりもしたけれど、 android.com 上のスマホがある位置を確認してみるとやっぱりこれは改札窓口付近では?と思いなおす。「また来たのかよ」と言われることを覚悟のうえで改札に戻った。
改札に戻ると、別の人の対応中の列ができていたので並んだ。その間も android.com を確認していたのだが、よく見ると探しているスマホがモバイルWi-Fi を掴んだことが表示された。間違いない。絶対にある。この距離で WiFi を掴むんだから間違いない。順番が来るのを待った。
5、スマホの回収
同じ駅員さんに「すみません、スマホ自体が届いてないですか?名前が違うってことですか?」と圧強めに聞くと、「だって佐藤さん(仮)なんでしょ?」と言われたので、「わたしの名前は加藤(仮)です。スマホの落とし物自体がないってことですか?」言い直す。
駅員さんは「えぇ~~?」みたいな顔をしつつもう1回裏に行った。そののち「どんなスマホ?」と聞き返しながらカウンターまで戻ってきた。この返答は、そこにある。絶対裏にある。壁を隔てた向こうにわたしのスマホは確実に存在している。事の始まりとしては落としたわたしが悪いんだけど、この距離で WiFi 掴んでるんだからないわけない。
機種名やカバー、ロック画面の壁紙のことなどを伝え、無事に本人確認が取れた。届けてくれた聖人君子(仮)殿が、ケースに入ってたクレカもそのままにしておいてくださったので名前の確認もスムーズだった。ありがとう拾ってくれた聖人君子(仮)殿。貴殿のこの先の人生が幸せに満ちたものでありますように。宝くじが当たりますように。欲しかったものが状態もよく予算内で手に入れられますように。
おわりと反省と良かった点
ということで、スマホを落としてから1時間以内でスマホもクレカもケースの裏に仕込んでいた1万円も無事に回収することができた。ケース裏に仕込んでいた1万円は正直落としたことへの勉強代としてなくなってると思っていたので本当にほっとした、というか聖人君子(仮)殿には頭が上がらない。
落とさないように気を付けることが大前提とはなるが、スピーディーな回収には以下のことがよかった
- WiFi が無くても通信可能な SIM 入りのスマホを2台持っていたこと
- 失くしたスマホが Google にログインしていたこと
- スマホの SIM 以外で、モバイル WiFi も持っていたこと
- 不幸中の幸いにも記名されたものがスマホと一緒にあったこと
落とさないに越したことはないが、わたしはこうやって事なきを得たのでブログにまとめておくことにした。
みんな!スマホは落としちゃだめだぞ!(あたりまえ体操)
おしまい。