2024/09/18 |
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[旅記]五虎退と信濃藤四郎に会いにいく冒険【山形上陸・Day1】 – 2024年6月

こんにちは、タチバナです。

2024年6月、「地球上のすべての国を巡るのは無理でも日本47都道府県を巡るのはやりたいよね」というウィッシュリストにある項目の1つとして、山形県来訪のロックを解除してきました。

旅の目的:信濃藤四郎/五虎退

今回の目的は「信濃藤四郎(致道博物館:国宝展示 大名 酒井家の名宝)」と「五虎退(米沢市上杉博物館:特別展「上杉茂憲 最後の藩主と米沢士族」)」の二振りの刀に会うため。

信濃藤四郎に会うのは2018年の「京のかたな展」ぶり2度目です。ゲームで修行の手紙を読んで以降また会いたいなとずっと思っていたので、とりあえず鶴岡(致道博物館)に行くというのは決めてました。
前田藤四郎もそうなんだけど、いやゲームの話だろって言われたらそこで試合終了なんだけど(試合?)、「人間は自分(刀剣)たちをおいていってしまう」って言われるとなんかこうグッと来てしまうんですよね。君たちは本当に本当に百年単位で日本に存在してきたんだねと思い知らされるというか。五虎退にはこれまで何度か会っていて、今回が3回目か4回目(2019年ぶり)になります。

この二振りに会おうとした場合、同じ山形県内でも移動にはかなり時間を要するので、いろいろと考えた結果[START]東京→米沢→山形→(宿泊)→鶴岡→新潟→東京[GOAL]という日程にしました。

去年思い立ってたら姫鶴一文字に会えたのになーーーーッと思いつつそれはもうしょうがない。過去と他人は変えられませんからね。と言いつつ、姫鶴には2019年の福岡市博物館で開催された「侍 ~もののふの美の系譜~The Exhibition of SAMURAI」で実は一度会っているのですが、その当時はゲーム実装前だったので、改めて会いたいなぁと思っている次第です(いつか実装されるのかしらね、と話しかけたような気はしています。多分)。

2日間のマイマップはこんな感じです。まずは五虎退に会いに米沢に向かいます。

9:20 米沢駅到着

いざゆかん、山形新幹線(初めて乗車)。

米沢では市内を走るバスを利用するつもりだったのですが、駅前にあった「電動レンタルサイクル」の文字を見てチャリ移動にシフトチェンジ。スマホを設置できるスタンドがついてて助かりました。4時間ほど借りたのですが、相変わらずの晴天によりへろへろ。

駅に戻る際に通りかかった川の水があまりにも澄み切っていてこのまま飛び込みてぇ……と思ったりしました。ここで川遊びしたらめちゃくちゃ楽しいだろうな……!いや、遠征のときに晴れなのは……大変ありがたいんですけどね……。東北ですらアホほど暑い……(東北の夏はわりとカラッとしてるので東京よりがマシ)。

ちなみにこの日は東北イオン限定のシナモロールTシャツを買いに行ったりもしたので、結果として自転車を選んで正解でした。

10:30 上杉神社/米沢市上杉博物館

遠征の際は神社参拝してご挨拶がルーティン。今回は上杉神社にてご挨拶です。大河「天地人」が色濃く残る感じでした。なんだかんだ言っても「大河ドラマの主題になった人/モノ/コトゆかりの地」っていうのはその土地においては大きなステータスになるのかなぁと思うなどしました。「天地人」、全部をしっかり覚えてるわけじゃないけどぼんやりと面白かったなぁという記憶があります。

上杉家ゆかりの地ということで、もちろん刀剣乱舞の御供写真をたくさん撮りました。この地は伊達政宗公生誕の地でもあったので、広光兄弟カットも1枚。かわいいね。

お恥ずかしながら上杉神社に来訪するまで知らなかったんですけど、「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」って米沢藩9代藩主・上杉鷹山公の御言葉なんですね。上杉鷹山公主役の大河を!って看板が出てました。わたしは細川家が主軸の大河が見たいです(脱線)。

米沢市上杉博物館にあった五虎退のパネル。刀剣の撮影はNGだったので省略です。またいつかどこかで会おうね。

上杉博物館を出て、近くにあった甘味処「和庭」でジェラートを食べて一休み(さくらんぼとイチゴのダブル。果肉入りで美味)。次は上杉家の御廟(お墓)に向かいます。

和庭さんあった御供散歩の虚無顔姫鶴と刀身のパネル。次はパネルではなく本体に会えますように。

12:45 上杉家廟所

廟所では、現地のボランティアガイド?のおじーちゃんが説明をしてくれました。謙信公から以降第十二代斉定公まで、歴代の御当主がここに眠っているそうです。謙信公から第八代宗房公までは火葬(分骨)で廟が建てられていて、第九代重定公からは土葬なんだとか。説明板も設置してありますが、現地の方がガイドを買って出てくださるのはありがたいですね。うちは祖父母が両方とも東北なので、訛りの感じも懐かしくお話を聞かせていただきました。

直江家の御廟もここから近い距離に会ったのですが、米沢から山形に向かう途中で熊野大社という神社にも立ち寄りたかったこともあり、残り時間的に慌ただしくなってしまい立ち寄れず。「直江兼続公&お船さま、また次回!」と念じながらチャリで通過したのでした。
上杉博物館で姫鶴一文字の展示公開が決まったら今度こそ会いに行きたいので、そのときは直江家の墓前にも伺いたい気持ちはあります。姫鶴の展示が決まったら、静嘉堂文庫美術館からごっちん(後家兼光)も遊びに行ってたらいいよね(?)。貸し出してくれさい。お願いします。

15:00 熊野大社参拝

ということで上杉家御廟の参拝を終えたあとはチャリを返却して熊野大社に向かいます。いい緑ですね。この神社に限らず神社参拝のときの階段を見ると「ウッ」となるんですが(体力皆無)、頑張って登りました……w

設置されていた風鈴がキラキラしていてとてもきれいでした。音を聞くとちょっと涼しい気持ちになりますね。東北なのでまだ涼しさを感じられる。多分。

さて、なぜ熊野大社参拝の予定を組み込んだかと言えば、熊野大社の本殿裏には三羽のウサギが彫られており、三羽とも見つけると良縁に恵まれるという言い伝えがある、というのを見かけたからです。2024年のやりたいこととして「龍神様の神社参拝」がありますが、「うさぎにまつわる神社参拝」はその年の干支に関係なくやりたいことの一つなので、今回の旅でも立ち寄ることにしました。

うさぎは二羽はすぐに見つけられたんだけど三羽目がどうも難しくて現場にいた人もわりと諦めムード……w かく言うわやしもぶっちゃけあれであってたのか自信がないので写真は二羽だけにしておきます。インターネットでカンニングしたけどやっぱりよくわからなかったなぁ。目玉がポンコツ。

米沢駅から熊野大社までは比較的スムーズに辿り着けましたが(それでも赤湯から宮内への移動はそこそこ待ち時間が発生してます。待ってる間にはらこ飯の駅弁を食べました。美味しかったです)、熊野大社から山形まで行くときの接続はあまりよろしくなく、さすがに宮内→赤湯間はタクシー呼びました。

さすが東北というかなんというか、新幹線が止まる駅ですらローカル線での交通ICは非対応で物理切符、電車の本数も少なければ接続も悪くて、行くのはいいけど出るのは大変、一分一秒が命取り(マジの話)。

営業所のタクシーが全台出払ってたら電車待つしかないな……とヒヤヒヤしながら電話したらすぐに回してくれたので本当に助かりました。Thank you!

17:20 ハロー、山形駅(八文字屋本店)

さて、どうにかこうにかたどり着いた赤湯駅から、山形駅へと向かいます。宿泊は山形駅前のホテルです。チェックインして荷物を置いた後は少しだけ市内を回ります。

目的地は文房具好きの端くれとしては見逃せない八文字屋さん本店。本屋さんなんですね(文具イベントでしか出会わないから文房具屋さんだと思ってた……w)。ちょうどやってた eric さんのコラボ展も覗きましたけど、行った翌日にインクが販売開始されていて「タイミング!!!!!」って後日叫びましたが、まぁこれ以上インク増やすなよってお告げだということにします。

駅前付近をめぐりながら何よりも困ったのはメシ屋が全然見つからないこと。駅ビルですら一部店舗(スタバ)を除きあらかた19時半で閉まってしまい、いや土曜の夜ですが!?っていう良くも悪くもこれぞ東北を味わった気がしました……土曜の夜やぞ……。

そんなこんながあり、店そのものが閉まってたり麺やスープが品切れ(完売)だったりで、教えてもらった冷やし肉そばを食べれなかったのが心残りです。「そば」を求めて結構歩き回ったけど、道中で見かけた冷やしラーメンでもいいから入っておくべきだったかしらねーと思い返したりもしますが、いやでもおそば食べたいじゃん……ほぼ夏だし……(?)。

おわり

てな感じで朝7時に出発してホテルに戻った19時半まで、がっつりがっつり動き回りました。結局夕飯は駅ビルの中で申し訳程度に買ったメンチカツ(お惣菜)とさくらんぼw さくらんぼ美味しかったな~。

チャリこいで2万歩あるいて初日時点ですでに足が棒ですが、翌日は朝7時にホテルを出て海側へと移動します。続く~。

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