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[旅記]篭手切江に会いに行く兵庫の冒険 – 2024年5月
こんにちは、タチバナです。
前回の展示は2017年だった篭手切江が表舞台に顔を出すということで、日帰りで兵庫県は黒川古文化研究所へ行くことにしました。兵庫なんてすぐそこだもんね(?)。
この日は朝7時の新幹線に乗り、夜7時の飛行機で帰宅。どうしても飛行機に乗りたくて運賃にらめっこしながらSKYMARKに乗ったけど、空港までの電車が若干遅れてヒヤヒヤした(結果的に空港ラウンジ使える程度には予定通りだった)から、飛行機に乗るなら往路のほうがいいのかなぁ、と思うなどしました。でも飛行機乗りたかったんだよ……。ナントカと煙は高いところが好きっていうでしょう。
ちなみにですが家賃がクレカ決済なおかげであっという間にゴールドカードになったので、空港のラウンジが使えるところが多いのはとってもありがたいです。ラウンジ使いたくて空港に早く行くまである(マジ)。
10:45 黒川古文化研究所
さて、メインイベントである研究所へは何パターンか行き方があったのですが、どうも「現地の坂道がえぐい」という噂を聞いたので最終的にシャトルバス(※運航は土日祝のみ)を利用することにしました。新大阪で降りて、阪急苦楽園口駅を目指します。
展示期間も終わりに近づいていた土日ということもあり、シャトルバス乗り場に着いてみたらすでに満員のワゴンと本当は乗りたかった人の列。シャトルバス発車予定の時間になるまで、運転手さんがタクシー会社に電話をかけて足を手配してくれていてとてもありがたかったです。
手配してもらったタクシーに相乗りして行った黒川古文化研究所は噂通り結構な距離の坂を上ったところ(まわりは住宅街)にあったので、シャトルバスを選択して本当によかったです。あの距離の一部でも徒歩で行こうものなら途中でキレてた自信があります(???)。
施設自体はこじんまりとした感じでしたが、展示室前のロビーに設置してあった本棚もすごかった。ふと手に取った刀剣関連の書籍に細川幽斎様、三斎様のお名前もたくさん出てきて「ワァ……!」と思いながら気になるワードをメモしたりしました。
坂の上の方にあるからか、2階のテラスからの景色は本当に見事の一言。この日も無事に晴天だったので空の青が美しいなぁ、よかったなぁ、ありがたいなぁと思ったりしました。やっぱりそろそろ晴れ属性を名乗ってもいい気がします。
展示では、篭手切江の茎に入った「本阿(花押)」や「コテ切」の金の文字に背筋が伸びたり、隣にいた福岡一文字の丁字刃文に「ああ、きみも一文字なんだねぇ」と思ったりしました。
そして、今回篭手切江に会いに行ったことで、2024年5月時点での、ゲーム実装済みかつ現存する細川家ゆかりの刀剣(歌仙兼定、小夜左文字、篭手切江、松井江、古今伝授の太刀)全員に会うことができました。やったー!(※地藏行平は1657年焼失とされています。わたしの調べがあっていれば)
江のみんなとも撮影。篭手切江は当時唯一の脇差、唯一の極姿で、身長差がかわいいですね。
ここまで来るのにゲームリリースから9年ちょっと。刀剣展示に足を運ぶ頻度自体が低いので、もう少しアンテナ高くアクティブに動いていたらもっと早く達成できただろうなというところではありますが、やっと一つのハードルみたいなものを越えられたのかなという気もします。とはいえ、今後実装されていくかはどうかは置いといても細川家ゆかりの刀たちはまだまだたくさんあると思いますので、縁(エニシ)は逃さずに過ごしたいなぁという気持ちです。
12:30 姫路へ出発
黒川古文化研究所をあとに、いい感じの鉄分(?)を取りながら三ノ宮を経由しつつ姫路を目指します。
展示の規模的に午後は自由時間になるなぁと考えたとき、兵庫に行くとなればナガサワ文具センターって選択肢ももちろんありましたけど、過去に何度も行ってるし今ほしい手帳もないし、じゃあどうするかどこに行くかと考えを巡らせていたら去年(2023年)北野天満宮で映像だけ見た姫路の城EXPOが頭を過ったので、足を伸ばして世界遺産・姫路城まで行くことにしました。
移動中の車窓から。電車の窓から海や川や湖などの水辺が見えたらとにかく撮る病です。しかしまぁ海も空も真っ青ですこと。
苦楽園口を出発して三ノ宮に着いたのが13:00、阪急からJRに乗り換えて姫路に着いたのが13:50。意外と姫路って遠いのね……。距離間隔がバグっている自覚はありますが、何事も経験ということです(ものはいいよう)。
14:00 播磨総国社・射楯兵主神社
苦楽園エリアでは氏神様へのご挨拶が特にできなかったので、姫路城に行く前に播磨総国社・射楯兵主神社(黒田官兵衛が黒田家の旗を祈願した神社)に参拝しました。
こちらには知性の象徴、吉兆を授ける瑞鳥として「みみづく」が使徒として崇められているそうで、門の両脇に像があったり、境内には「撫でみみづく」の姿も。
ちょうどコインケースをUNISON SQUARE GARDEN のライブグッズである梟のコインケースに買い換えたところだったので一緒に1枚撮ってみたりして。梟大好き。
兄者(髭切)の写真は、「鬼石(おにいし)」という源頼光が鬼を退治して持ち帰った首を埋めた標として置かれた石があったので1枚撮っておきました。どこで誰のゆかりの地に巡り合うのかはわからないとき、というのもあります。
14:45 世界遺産・姫路城
神社でご挨拶をしたあとは、黒田官兵衛が生まれすごし池田輝政が大改修をした大きな大きな白鷺城へと向かいます。やーーーすごいね。でかいし広い。
予定より早く姫路に着けたので時間あまるかなぁと思ったらむしろ足りなかったので、巻きで到着出来ていなかったらどうなっていたか……!怖。
城内は天守閣までの階段が基本的に急角度(ほぼ梯子の角度だった)でヒヤヒヤしつつも(へたにコケると人間ドミノで大惨事になってしまう……)なんとか上まで到着。街の様子は違えども、これが御隠居様(官兵衛)を含め名だたる戦国大名が見てきた景色なのかと思うなどしました。
大包平、長谷部、いち兄を中心に、城EXPOで近侍曲が流れた刀剣たちと姫路城の写真いくつか。御供写真を撮ってる最中はまったく気づけないんだけどこうして振り返った時に「あっ この構図撮り忘れた……」ってなる現象に名前をつけたい(よくやる)。
しかしまぁ長船(右から2番目)の”圧”がすごいな……この3人を並べると身長が普通に見える……怖……。
おわり
姫路城見学に目いっぱい時間を使ったのと、思ったより移動に時間がかかったこともあり、どこかに入ってゆっくりご飯を食べるヒマなどなく、動いて(移動して)刀剣と会って姫路を観光して気づいたら帰りの時間。
大人げなくポートライナーの先頭席に座りながら神戸空港に向かいます。三ノ宮からの乗り換えがうまくいくかめちゃめちゃ焦ってたけど間に合ってよかった。ラウンジでフリードリンクを頂きながら休憩しました。この日は日帰りで荷物も少なかった(お土産とかも買わないからリュックしょってるだけ)から歩きやすかったというのもありますね。キャリーケース抱えてたらやばかったかもしれない。わかんないけど。
空の旅を楽しみながら、乗っていた飛行機がなんかの諸事情で遅れてくれたら舞浜花火を見れたのかもしれないなーなんて考えながら、遅れることなく定刻で羽田に着陸したのでした(いいことです)。
今回もまた行くところ刀剣の(元の持ち主の)影あり、といった感じで御伴写真の撮れ高が爆裂に高く、TNPにいれてる御供写真のまとめ作業が楽しかったです。
細川家ゆかりの刀剣にまたひとつ出会えてうれしいなと思いつつ、その傍らで小夜左文字がまた展示されてほしいと切に願いつつ、日帰り兵庫の旅はおわります。
おしまい。
おまけ:上空から見えた舞浜と葛西臨海公園の観覧車とスカイツリー。花火見たかったなーw
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